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【札幌・平岸】水曜どうでしょうの聖地そば!「はなあふ」の米粉クレープとグルテンフリースイーツ

はなあふ店舗外観とクレープ TakeOut

「体は食べるもので作られる。だからこそ、とことん体に優しい素材を選ぶ」――
札幌・平岸のスイーツ店「はなあふ」は、店主自身の体験をきっかけに、米粉クレープやグルテンフリーの焼き菓子など、素材にこだわったメニューを展開しています。
場所はなんと、人気番組『水曜どうでしょう』ファンにはおなじみ、平岸高台公園のすぐ向かい。
今回は店主の和田さんに「はなあふ」の魅力についてお話を伺うと共に、おすすめの「米粉クレープ」と「ヤギミルクソフトクリーム」をいただいてきました。

「はなあふ」は聖地・平岸高台公園すぐ向かい!住宅街に佇むスイーツ店

札幌市営地下鉄南北線・南平岸駅から歩いて約3分。やや勾配のある坂道を上がっていくと、正面に「平岸高台公園」が見えてきます。
伝説のローカル番組『水曜どうでしょう』でおなじみの“聖地”として知られるこの公園の、まさに道路を挟んだ向かいに小さな店舗が現れます。

『水曜どうでしょう』は、俳優・大泉洋さんらが出演する、HTB(北海道テレビ)制作の伝説的なローカルバラエティ番組。奔放な旅と軽妙なトークで、全国的な人気を博しました。
番組初期にたびたび登場した「平岸高台公園」は、そのロケ地としてファンに“聖地”と呼ばれています。
▶︎ 水曜どうでしょう公式サイト

お店は、約3坪(6畳)ほどのユニットハウス型の小さな建物。チョコレート色の壁に、ピンク色の「hanaafu」という店名とクレープのイラストが描かれていて、可愛らしい外観が目を引きます。

はなあふ店舗外観
店舗外観。お天気の良い日は店舗横に椅子とテーブルが設置されています。
はなあふ店前看板
娘さんが書いてくれたという、お店のこだわりが丁寧に説明された看板。

やさしさと信念をのせて。クラファンから誕生した「はなあふ」

ピンク色の店名とクレープのイラストが印象的な『はなあふ』のロゴマーク
チョコレート色の外壁に映える「はなあふ」のロゴ。お店の前を通ると、思わず目に留まります。

2024年8月28日(水)、札幌・平岸にオープンした小さな米粉スイーツ店「はなあふ」。
グルテンフリーの米粉クレープや焼き菓子を中心に、テイクアウト専門で営業しています。

店名は『はる・なつ・あき・ふゆ』の頭文字を取ったもの。“四季それぞれのおいしさを届けたい”という想いが込められています。

店主の和田さんは、小麦や金属、ラテックスゴム、化学物質などに対しアレルギーや過敏症を抱えていましたが、食生活を見直したことで体調が改善。
「誰もが安心して食べられるスイーツを届けたい」と思うようになったそうです。

そんな想いに共感が集まり、開業前に実施されたクラウドファンディングでは、わずか1カ月ほどで目標金額を達成しています。
クラウドファンディングの詳細はこちら

実は店主は、幼い頃から飲食店を営む母の手伝いをし、クレープ焼きの経験も豊富でした。
数えきれないほどの枚数を焼いてきた“手の感覚”が、「クレープを看板商品にする」と決めた理由のひとつなのだそう。

はなあふ店舗前
おいしそうなクレープの写真が貼られた店舗前
クレープの生地を焼く様子。専用の鉄板で丁寧に広げられる米粉生地
注文ごとにその場で焼き上げる米粉クレープ。素材の味わいを活かしたやさしい生地です。

また、動物の栄養学を学び、ペットフード関連の資格を持つなど、犬猫向けのおやつ製造にも真剣に取り組まれています。

愛犬・愛猫の健康を考えて作られた、無添加・自然素材のおやつコーナー
店主がペット栄養学を学び、安心安全にこだわって作る犬猫用おやつ。大切な家族にもやさしいひとくちを。

早さや安さを求めるのではなく、必要とする人にちゃんと届く、唯一無二の存在になりたい

そう語る店主は、現在も基本ワンオペでお店を切り盛りしています。
一つひとつのスイーツに向き合いながら、手間ひまを惜しまない姿勢が、「はなあふ」の大きな魅力なのです。

“安心して食べられる”を叶えた、やさしいメニューたち

お店の扉を開けると、壁いっぱいに並ぶメニュー写真とPOPが目に飛び込んできます。
思わず「全部食べてみたい!」と迷ってしまうほど、魅力的なスイーツがずらり。
早速どんなメニューがあるのかみていきましょう。

迷う時間も楽しんで。自分好みがきっと見つかる「はなあふ」のラインナップ

Kaori
Kaori

メニューがたくさんあって悩みます!

カウンターで注文できるメニュー構成は、お店の顔であるクレープを筆頭に、希少なヤギミルクソフトクリームやソフトクリームのパフェ、オーガニックドリンク各種など。

そのほかに、すぐにお持ち帰りできる焼き菓子類(米粉パンやシフォンケーキ、クッキー、バスクチーズケーキなど日によって異なる)が並んでいることも。
※ただし、米粉パンなどクレープ以外のお品は仕込みに余裕ができたときに作っているため、事前予約等は難しいそう。日々のラインナップはインスタグラムを都度ご確認ください。

以下でご紹介するラインナップは、カウンターでオーダーできるメニュー構成の一部です。(※2025.7月筆者訪問時)
悩みすぎて決められない…という方は、店主に相談するのもおすすめ。自分好みのカスタマイズがみつかるかもしれません。
(素材・製法のこだわりは次項目にてご紹介)

和田さん
和田さん

クレープはご注文ごとに1枚ずつ焼いています。基本ワンオペなので…お時間に余裕をもってお越しいただけると嬉しいです。

*クレープメニューラインナップ*

クレープ生地
長沼町のこだわり卵を使った乳不使用の米粉クレープ。さっくり歯切れ良い食感が特徴
クレープメニュー
大きく分けると4タイプ。トッピングなどでカスタマイズ無限大!

1.シンプル系(約8種)…生地+北海道バター、生地+はちみつ+グラスフェッドバターなど、シンプルに素材の味わいを楽しめる“通”なチョイス 650円~
2.スイーツ系(10種~)…自家製豆乳カスタードベースに、季節のフルーツや白玉団子等を入れた王道のデザートクレープ。クリームなしのものもあり 1000円前後
【・純生クリームに変更→+150円/・Wクリームに変更→+100円】
3.総菜系(4種)…ナチュラルチーズベースにシャウエッセン、ピリ辛牛など食事になるクレープ 。スイーツ系よりも少し時間がかかります。 970円~1340円
4.ローストナッツ系(5種~)…ピーカンナッツ・くるみ・アーモンド・カシューナッツなど、生ナッツを店内オーブンで香ばしくロースト。ナッツ+北海道バター、ナッツ+豆乳カスタードなどシンプル系から、ナッツ+バナナ+チョコなどの豪華カスタマイズも人気 800円~


  • ヤギミルクソフトクリームのトッピング→+200円
  • 白玉団子トッピング(3つ)→+150円

ヤギミルクソフトクリーム&パフェ
奄美大島の専用牧場から直送される高品質なヤギミルクを使用した、クセがなくさっぱり軽い口当たりのソフトクリーム。消化吸収に優れており、お腹がゴロゴロしにくいのも特徴です。
北海道でこのソフトを味わえるのは「はなあふ」だけ。
カップ、ミニサイズ、パフェ仕立て、さらにはクレープへのトッピングも可能

  • 単品(カップ):500円/ミニサイズ:380円
  • 白玉ソフトパフェ:700円〜(いちごやマンゴーなどのフルーツ、日によってコーヒーゼリー等)

ドリンク
~クレープとセットで50円引き~

  • ホットコーヒー(フェアトレード・オーガニック)M/500円 
  • アイスソイラテ(国産豆乳とフェアトレードコーヒー)M/500円
  • 水出しアイスコーヒー(マチュピチュの無農薬コーヒー)S/350円 M/500円
  • 日替わりオーガニックティー S/350円 M/500円
  • 有機ダージリンティー S/350円 M/500円
  • 有機ダージリンソイミルクティー S/350円 M/500円
  • 有機100%りんごジュース S/350円 M/500円

素材へのこだわりは、からだと心へのやさしさから

はなあふのお菓子は、店主が全国から直接選び抜いた、無農薬や有機など“からだにやさしい”食材で作られています。小麦や白砂糖、保存料、人工着色料などは一切不使用。生産者の想いに共感し、自ら足を運んで食材を開拓してきました。
市販の冷凍ホイップではなく、生クリームをその場で立てるのもこだわりのひとつ。大切な家族である犬や猫も、同じ基準で作った安心安全なおやつを提供しています。

利益よりも品質を優先し、「真面目に頑張っているから応援したい」と思ってもらえる店であり続けること。それが、はなあふの揺るぎない信念です。

■はなあふのこだわりPOINT■

  • 全商品グルテンフリー(店内に持ち込みもなし)
  • 米粉…農薬・化学肥料・除草剤不使用の北海道産米粉を中心に使用
  • 砂糖…農薬・化学肥料・除草剤不使用の奄美大島のきび糖と黒糖
  • 卵…「らんらん農場ムラタ」自家配合飼料で伸び伸びと育った北海道長沼町の平飼い有精卵

※卵は飼料に輸入トウモロコシや色素を使わないため、薄いクリーム色の黄身が特徴。2008年に開催された「洞爺湖サミット」(第34回G8首脳会議)で使用され、高く評価されている

  • クレープ生地…ムラタさんの卵、米粉、砂糖を使用し、国産豆乳(遺伝子組み換えでない)と水素水を使用。(乳アレルギーにも対応)色素飼料を与えない有精卵から作られるため、焼き色も薄いクリーム色。糖分・油分を控えることでカロリーダウンが実現
  • 自家製豆乳カスタードクリーム…ムラタさんの卵、米粉、砂糖、国産豆乳で毎朝手づくり
  • 生クリーム…ホイップクリームは使用せず、注文ごとに添加物不使用の純生クリームを立てて使用
  • フルーツ…北海道の有機栽培農家から仕入れたいちごやブルーベリーのほか、奄美大島のマンゴーやパッションフルーツソースなどを季節ごとに厳選して使用
  • 電子レンジは使用せず、マイクロ波の出ないスチームオーブンを使用
Kaori
Kaori

徹底したこだわりに驚きです…!開発に当たって、苦労したことはありますか?

和田さん
和田さん

そうですね…。米粉クレープの配合が難しく、開発に時間がかかりました。天気によっても扱いが難しく、いまだに悩む日があります。

Kaori
Kaori

こだわり抜いて完成したレシピなんですね。アレルギーや過敏症の方からの反応はいかがですか?

和田さん
和田さん

「初めてクレープを食べさせてあげられた」と喜ぶお母様や、「食べても調子を崩さない、元気が出る」と話してくださる方もいて、本当にうれしいです。

店主・和田さんのこだわりは、まだまだ語り尽くせません。
気になることや知りたいことがあれば、ぜひ店頭で直接尋ねてみてください。
自身もアレルギーや過敏症に悩んできたからこそ、分かり合えることがきっとあるはずです。

迷ったらコレ!看板クレープ2種&ヤギミルクソフト実食レポ

たくさんの写真に圧倒されるクレープメニューの中から、まずは王道の『フルーツ系』をチョイス。
訪問時にすぐ目に留まり気になっていた、自家製豆乳カスタードの『フローズン・いちごスペシャル』(1100円)を注文しました。

はなあふのクレープ「フローズンいちごスペシャル」
フローズンいちごがたっぷり下まで入っています

パリッと薄く焼き上げられたクレープ生地に、豆乳カスタードクリームとカットしたフローズンいちごがたっぷり。
いちごは江別市の有機農家で作られた“けんたろう”種。生で提供している時期もありますが、収穫後すぐに冷凍したフローズンタイプもおすすめとのことです。

少し置いてから食べると、半解凍状態のいちごがシャリシャリとした食感に。やさしい甘さのカスタードクリームと合わさると、極上のひんやりスイーツに変わります。

Kaori
Kaori

冷たいいちご×やさしいカスタード=反則級!

さらにこの日はとても暑かったので、気になっていた『ヤギミルクソフト』も。クレープにトッピングすることも可能(+200円)ですが、今回は単品の通常サイズ(500円)を注文しました。

はなあふの「ヤギミルクソフトクリーム」
無添加なので溶けるのも早いです。添えられているのはサクサクに焼かれたシフォン・ラスク

遠く奄美大島から直送されるヤギミルクソフトは、店主が実際に現地で味わい、そのこだわりとおいしさに惚れ込んで仕入れているもの。
「送料をかけてでも、みなさんに食べてもらいたい」と、採算度外視で提供しているのだそうです。

筆者も今回が初体験でしたが、ひと口食べてその軽さにびっくり。ふわっと口の中で溶けて、後味はさっぱり。クセも一切なく、あっという間に完食してしまいました。

Kaori
Kaori

あれ?2品食べたのに…お腹は軽やか♪

和田さん
和田さん

ヤギミルクは脂肪球が牛乳の6分の1と小さく、消化吸収が良いといわれています。
アレルゲンも少ないので、牛乳だとお腹がゴロゴロする人にもおすすめなんです!

これなら小さなお子さんでも安心ですね。
訪問時には、ヤギミルクソフトのパフェや、トッピング付きクレープを注文していたお客さんもいて、写真を撮らせていただきました。

奄美大島のヤギミルクソフトが食べられるのは、北海道では「はなあふ」だけ。ぜひ試してみてください。

最後に、テイクアウトしたクレープをご紹介。(お持ち帰り専用袋は+10円)
持ち帰る際は、保冷剤&保冷バッグの持参がおすすめです。特にフローズンフルーツ系は水分が出やすいため、持ち歩き時間は短めがベスト。

今回選んだのは、『奄美大島フローズンマンゴー・クレープ』(カスタード)。

はなあふの期間限定クレープ「フローズンマンゴー&パッションフルーツのソース」
作り立てのところを撮影。上にはパッションフルーツソースがかかっています

しっかり保冷して持ち帰ったおかげで、水分も出ず良い状態をキープ。ゴロゴロ入ったマンゴーは食べ応えがあり、酸味の効いたパッションフルーツソースとの相性も抜群です。
軽やかなクレープ生地のおかげで、最後までおいしくいただけました。

Kaori
Kaori

南国トロピカル感、口いっぱい!
クレープはトッピング次第でいろんなカスタマイズができるそうなので、気になる方はお店に相談してみてくださいね~

はなあふ 店舗情報

平岸高台公園ではなあふのブルーベリークレープを手に持つ
向かいの高台公園で(別日撮影)。写真のクレープは純生クリームとブルーベリー

重度のアレルギーや過敏症で、時には数日間寝込むこともあったという店主・和田さん。
「食べたもので体は変わる」——その気づきが、誰もが安心して味わえるスイーツづくりの原点になりました。

春夏秋冬、その時々のおいしい素材を取り入れたやさしいおやつ。
「今日はちょっと、自分や大切な人をいたわりたい」——そんな日に訪れたくなるお店です。

Kaori
Kaori

和田さん、今後の展望は?

和田さん
和田さん

8月28日で開店1周年を迎えます。その前後1週間ほどは完全予約制で「焼き菓子ハッピーセット」を販売予定です。「焼き菓子セット」や「わんにゃんおやつ」については、地方発送の窓口を設ける準備中!さらにデリバリーサービスもスタート予定なので、ぜひInstagramをチェックしてください。

Kaori
Kaori

お店まで行けなくても、全国から“はなあふ時間”を楽しめそうですね。

焼き菓子詰め合わせの販売窓口は準備が整い次第オープン予定。それまではDMでの相談も受け付けているそうです。

以前販売されていた焼き菓子アソート(はなあふ様より画像提供)
Kaori
Kaori

最後にメッセージをお願いします!

和田さん
和田さん

食事制限がある方もない方も、安心して体にやさしいものを食べてほしいです。ワンオペのためお待たせすることもありますが、お時間に余裕を持ってお越しください。

営業日や最新メニューは公式Instagramで随時発信中。
最後までご覧いただきありがとうございました。
※本記事は2025年7月訪問時の情報となります。

店名はなあふ
住所 北海道札幌市豊平区平岸4条13丁目7−21 地図を開く
(平岸高台公園の向かい)
アクセス・地下鉄南北線南平岸駅より徒歩約3分
営業時間12:01-16:00
➡開店時間は始まりの意味をもつ「1」分~にこだわりをもつ
定休日基本日曜・月曜
☆変動あり。公式Instagramで最新情報をご確認ください
駐車場店舗前3台(5・6・7番)
席数テイクアウト専門
(ただし、天気が良い日は外にベンチとテーブルを設置)
キャッシュレス決済各種クレジットカード、電子マネー、QRコード決済対応
公式SNSInstagram
https://www.instagram.com/hanaafu2024/
クラウドファンディングサイト
(CAMP FIRE)
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農薬不使用米粉&平飼い有精卵のクレープ はなあふ- CAMPFIRE


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