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【発酵×せいろ】ゆか食堂の10品コースを体験|腸活を意識したやさしい夜ごはん

ゆか食堂 アイキャッチ 札幌エリア(Sapporo area)

Instagramで発酵料理を発信する「ゆか食堂」の、一夜限りのイベント「発酵×せいろのよるごはん」に参加してきました。
会場は、間借り営業を行っている「かっちゃんがみんなの健康を考えて作る料理店」。
前菜6点、せいろ蒸し3点、〆1点の全10品で構成されたコースは、麹のやさしさと蒸すことで引き出される素材の力を感じる内容でした。今回は、いただいたお料理とイベントの空気感をレポートします。

発酵×せいろのよるごはん イベント概要

「ゆか食堂」は、発酵おうちごはんのレシピを発信する料理家・ゆかさんの活動名。2025年には自身のレシピ本も出版し、麹を使ったさまざまな料理を提案されています。

今回お邪魔したのは、そんなゆかさんが提案する“発酵料理コース”を味わえる予約限定の夜イベント。いつもの献立が、少しだけ特別なよるごはんとして提供されると聞き、期待に胸を躍らせて予約しました。

イベント概要
【日時】2026年2月21日(土) 17:00〜
【場所】かっちゃんがみんなの健康を考えて作る料理店(札幌市中央区)
【コース内容】前菜6点盛り合わせ、せいろ蒸し3点、〆1点の全10品
【価格】4,500円(税込)
【予約方法】InstagramのDM(記事末に詳細)

前菜6種 発酵のやさしさが広がる一皿

ゆか食堂 夜イベント

17時のスタートに合わせて来店すると、店内はまだ静かな空気。席は予約で満席とのことでしたが、それぞれ好きな時間に訪れるスタイルのため、私たちが到着したときはゆったりとした雰囲気でした。

テーブルに置かれたお品書きを眺めながら、最初の一皿を待ちます。

ゆか食堂イベント お品書き

ドリンクは別注文制。アルコールも用意されていましたが、この日はウーロン茶(500円)を選択しました。

そして、最初に運ばれてきたのが――前菜6点盛り合わせです。

ゆか食堂夜イベント 前菜6品

中央に盛り付けられたのは、鶏のガランティーヌ。鶏肉で具材を包み、冷やして仕上げるフランス料理の一種だそう。しっとりとした食感とやさしい旨味が印象的でした。

なお、料理で使用する麹の調味料は、すべて自家製だとのこと。食材もできるだけ北海道産を選び、里芋や春菊など加熱するものは蒸篭で下ごしらえをするなど、「栄養を損ねず、素材の旨みを引き出す」調理法を大切にしているそうです。

左上から時計回りに、里芋と生ハムのサラダ、金柑と人参のラペ、ロール白菜の白だしジュレ、切り干し大根の春菊ジェノベーゼ、牛すじのトマト煮包み揚げが並びます。

画像の断面は包み揚げ。牛すじのやわらかさとトマトの旨みを、パリッと軽やかな皮が包み込む一品でした。
なお、この包み揚げのみ小麦(春巻きの皮)を使用しているとのこと。普段の発信では小麦粉や砂糖を材料として使わないスタンスだそうですが、料理としてのおいしさやバランスを大切にしながら、取り入れることもあるそうです。

しっとりとした鶏のガランティーヌに、シャキシャキとした切り干し大根…同じ一皿の中でさまざまな食感が楽しめる工夫が施されています。

6品すべてに共通して感じたのは、味にまろみがあること。「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」のどれかが際立つのではなく、素材と一体となって自然にからだに溶け込んでいくような感覚でした。

せいろ蒸し3品 蒸すことで引き出される素材の力

ゆか食堂 夜イベントせいろ蒸し

次はお待ちかね、“ほっこり蒸篭”。1人分のせいろに熱々蒸したてのお料理が3品入った状態で運ばれてきました。

・中華麹でやわらか豚ヒレ蒸し(コチュジャン添え)
・ホタテとカマンベールの茶わん蒸し
・笹包み もちもち中華ちまき

前菜の穏やかな味わいから一転、こちらはより食べ応えのある、主菜らしい構成です。
厚めにスライスされた豚ヒレは、中華麹の力でしっとりやわらか。ほんのり下味がついているのでそのままでも十分に楽しめます。添えられたコチュジャンを合わせると、ぐっと輪郭のある味わいに変化。一品で二通りの表情が味わえました。

小ぶりのホタテが丸ごと入った茶わん蒸しも印象的。カマンベールチーズのコクが加わり、なめらかな口当たりの中に濃厚な旨みが広がります。

ゆか食堂のホタテとカマンベールの茶わん蒸し
ホタテがごろんと入っています

笹包みの中には、中華おこわがぎゅっと詰まっていました。
旭川産の「はくちょうもち」を、醤油麹やオイスターソース、本みりんでやさしく味付けし、笹の葉で包んでせいろでじっくり蒸し上げているそうです。

ほどよいもちもち感と、やさしく広がる味わい。小ぶりながらも、しっかりとした食べ応えがあります。

ゆか食堂のせいろ料理・中華ちまき

せいろ蒸し3点は、素材の存在感はしっかりあるのに、食後はどこか軽やか。そのやさしい余韻は、麹や発酵調味料を活かしたやわらかな味わいだからこそなのかもしれません。

〆の一皿 ほっと落ち着くやさしい余韻

コース10品のうち9品をいただき、お腹はちょうどよい満足感。それでも、もう少しだけ食べられそう……。最後のお料理は、そんな気分にそっと寄り添う一品でした。

ゆか食堂 蓮根と鱈のふわとろまんじゅう

運ばれてきたのは「蓮根と鱈のふわとろまんじゅう」。
刻んだ蓮根と鱈をふんわりまとめた、軽やかな口当たりのひと皿です。まわりには澄んだおだしのスープが注がれ、まんじゅうを少しずつ崩しながらいただきます。

鱈のやわらかな旨みと、蓮根のほどよい食感が心地よいアクセント。添えられたゆず胡椒を加えると、味わいがきゅっと引き締まり、また違った表情を楽しめます。

発酵調味料を取り入れた料理の数々は、どれも穏やかな味わい。最後の一皿まで、からだにすっとなじむような余韻が残りました。
前菜から締めまで、素材の持ち味を活かした構成で、目にも楽しく、お腹も満たされるコースです。

デザート 林檎と紅茶のクランブルチーズケーキ

イベントでは、コースとは別にデザートも用意されていました。
甘酒や醤油麹、クリームチーズなどの発酵素材を使い、基本的には小麦・砂糖不使用でひとつひとつ手作りされているそうです。

ゆか食堂 デザートメニュー表

メニューの中で特に気になった「林檎と紅茶のクランブルチーズケーキ」(650円)をオーダーし、連れとシェアしていただきました。

※今回いただいたケーキのみ、クランブルと土台部分に小麦粉と砂糖が使用されています。

ゆか食堂デザート 林檎と紅茶のクランブルチーズケーキ

チーズ部分は甘酒で甘みをつけ、りんごのコンポートは白ワインとみりんで味付けしているとのこと。スプーンですくえるほどやわらかなチーズケーキは、とろけるようなくちどけ。中に閉じ込められたりんごの甘酸っぱさと、クランブルの香ばしさが重なり、濃厚ながら後味は軽やかです。

コースをしっかりいただいた後でも、無理なく楽しめる一品でした。

「ゆか食堂」という活動

今回のイベントを主宰したゆかさんは、2児の母。もともとは理学療法士として働いていたそうです。

ゆか食堂 調理中のゆかさん
デザートを準備中のゆかさん

「『病気にならないための予防』はもちろん、『病気になってからでも、食事でできることがあるのではないか』という思いが、現在の“豊かな食卓をつくる”というコンセプトにつながっている」と、ゆかさんは語ります。

妊娠中の体調管理をきっかけに麹と出合い、発酵を日々の食事に取り入れるように。現在は、甘酒や醤油麹などの自家製発酵調味料を使い、小麦粉や砂糖に頼り過ぎないレシピをSNSで発信しています。

身近な食材で手軽に作れる“続けられるごはん”が支持を集め、Instagramのフォロワーは5万人超え。2025年にはレシピ本『麹のおぼん献立』も出版されました。

現在は料理家として、企業やメーカーとのレシピ開発、発信活動、動画制作など幅広く活動中。北海道の食材や第一次産業を応援したいという思いも大切にしているそうです。

「かっちゃんがみんなの健康を考えて作る料理店」での活動はその一つであり、不定期イベントも開催されています。

イベントでいただいた料理からも感じられたのは、「特別」ではなく「日常」に寄り添う姿勢。せいろと発酵を軸にしたやさしい味わいは、まさにその世界観を体現しているようでした。

※電子書籍は以下

ゆか食堂 手間いらずでからだ整う! 麹のおぼん献立【電子書籍】[ ゆか食堂 ]

おわりに

ゆか食堂 イベント客席の雰囲気
満席の店内

今回は、発酵料理家のゆかさんが開催したイベント「発酵×せいろのよるごはん」の参加レポをご紹介しました。

不定期開催だからこそ味わえる特別感と、同じ食卓を囲むことで生まれる人とのつながり。書籍やSNSで「ゆか食堂」を知った方にとって、実際にゆかさんに会える時間は、きっと特別なひとときなのだと感じました。

ゆかさん自身も、「直接お会いして料理の反応を聞けるのがうれしい」と話されていたのが印象的です。

今後も「ゆか食堂」の活動を楽しみにしています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

ゆか食堂Instagramはこちら。
https://www.instagram.com/yukashokudo/

今回の会場となった、「かっちゃんがみんなの健康を考えて作る料理店」の記事はこちら

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