札幌市中央区宮の森の住宅街に、週2日開店する米粉のお菓子店「森々(もりしん)」。北海道産の米粉や平飼い卵など地元の素材を使ったふんわりシフォンケーキを主軸に、バスクチーズケーキや食感にこだわった焼き菓子が評判のお店です。今回は実際に店舗を訪れ、こだわりのお菓子を購入してきました。
札幌・宮の森の住宅街にある米粉のお菓子店「森々」
「森々(もりしん)」があるのは、札幌市中央区宮の森3条11丁目の住宅街。地下鉄円山公園駅エリアから少し北側に入った静かな住宅地にあります。
アクセスは車が便利ですが、公共交通機関も利用できます。筆者は地下鉄円山公園駅から、動物園方面へ向かう路線バスを利用しました。バス停「宮の森1条10丁目」で下車し、住宅街を歩いておよそ10分ほど。やや坂道のあるエリアですが、ゆっくり歩いてもアクセスできる距離です。


森々―道産素材で作る米粉シフォンと焼き菓子のお店

「森々(もりしん)」のオープンは2022年11月。住宅街にあるご自宅を増築し、小さなテイクアウトのお菓子店として営業を始めました。
店名の「森々(もりしん)」は、店主が小学生の頃から呼ばれていたニックネームが由来なのだとか。宮の森の「森」と、店主の名字「森嶋」の“森”をとって、「森々」という当て字にしたそうです。
森嶋さんは、もともと調理の仕事に携わっていた方。いつか自宅で手作りのお菓子を販売する店を開くことが夢だったといいます。
米粉のお菓子を作るようになったきっかけは、体質的に小麦のお菓子が食べられない子どもが身近にいたことだったそう。試作を重ねるなかで生まれた米粉のシフォンケーキが家族や友人に好評で、やがてお店の主軸のお菓子となりました。




現在は米粉のシフォンケーキを中心に、バスクチーズケーキやマフィン、クッキーなどの焼き菓子を販売。ラインナップは営業日によって変わることもあり、訪れるたびに違うお菓子に出会えるのも楽しみのひとつです。
店舗営業は木曜と土曜の週2日。そのほか、札幌市内のイベントに出店することもあります。
森々のお菓子へのこだわり

森々では、地元北海道の素材を中心に、できるだけ添加物などを使わないシンプルなおいしさを大切にしています。原材料の主軸である米粉は石狩市「久慈農場」のななつぼし米粉、卵はせたな町「モリガキ農園」の平飼い卵を使用。
シフォンケーキはベーキングパウダーを使用せず、卵の力だけでふんわりと焼き上げているそうです。
各種焼菓子には上質な発酵バターを使用し、コクのある味わいと豊かな風味に仕上げています。
お話を伺っていて感じたのは、ひとつひとつのお菓子の味や食感をとても大切にしていること。クッキーひとつとっても種類によって配合を変え、それぞれのお菓子ならではのおいしさを追求しているそうです。
店主は「自分はパティシェではないので、特別なデコレーションができるわけではないんです」と笑いながら話してくれましたが、素材や配合に丁寧に向き合う姿勢からは、お菓子作りへの真摯な思いが伝わってきました。
米粉シフォンケーキや焼き菓子を実食
そんな素材と製法にこだわって作られている森々のお菓子。今回はシフォンケーキを中心にいくつか購入してみました。
シフォンケーキ
まずは森々の看板商品である米粉のシフォンケーキから。
今回食べてみたのは以下の5種類です。
- プレーン
- レモン
- メープル玄米
- ココアチョコチップ
- ヨーグルト
(価格:プレーン250円/それ以外は300円)


まず驚いたのは、その軽さ。ふんわりと軽く、思わずもう一口食べたくなるような食感です。
キメの整った生地は、しゅっと溶けていくような口どけ。卵のやさしい風味に加え、ほんのりとお米の旨味も感じられます。
米粉のお菓子というともちもちとした食感を想像しがちですが、森々のシフォンは言われなければ小麦のシフォンと思ってしまうほど軽やか。ふんわり感としっとり感をあわせ持った仕上がりでした。
プレーンをはじめ、爽やかな酸味のレモン、ほろ苦いココア、やさしい甘みのメープル、甘酸っぱいヨーグルトと、それぞれの個性もはっきりしていて、どれも甲乙つけがたいおいしさです。
バスクチーズケーキとマフィン
次にバスクチーズケーキ(500円)とクランベリーマフィン(350円)をいただきます。


ちなみにバスクチーズケーキとは、スペイン・バスク地方発祥のチーズケーキ。表面をこんがりと焼き上げることで生まれる香ばしさと、とろりとなめらかな食感が特徴です。
冷えた状態ではきれいに切り分けることができ、まずはそのままで。冷たいままでも十分おいしいですが、少し置くとやわらかくなり、口の中でとろけるような感覚を楽しめます。

北海道産のクリームチーズがたっぷり入った生地は濃厚でコクがありますが、意外にも後味は軽やか。酸味が控えめなのでとても食べやすく、クセになるおいしさでした。
続いてクランベリーのマフィン。
店主曰く「しっとり仕上げるため、配合に苦労した」とのことです。

割ってみて驚いたのは、米粉とは思えないほどのしっとり感。ふんわりとした気泡も入り、パサつきもまったくありません。
クランベリーの甘酸っぱさが良いアクセントになっていて、ぱくぱくとひとつ食べ切ってしまいました。
クッキー
さいごに、クッキー各種もいただいてみました。
基本的に発酵バターと米粉をベースにしつつ、ココア、セサミ、玄米粉など、それぞれの特性に合わせて微調整しているそうです。
- ショートブレッド(200円)
- 玄米粉のスノーボール(250円)
- セサミクッキー(280円)
- オートミールクッキー(230円)
- ココアクッキー(180円)
- クッキーアソート(350円)

どのクッキーも共通しているのは、サクサクとした食感と、発酵バターのふくよかな香り。ほんのり塩が効いたショートブレッド、黒ゴマたっぷりのセサミクッキーなど、それぞれの特徴がしっかり生きたおいしさでした。
チカホなどのイベントにも出店
森々は週2回の店舗営業のほか、チカホ(札幌地下歩行空間)などで開催されるイベントにも出店しています。
なかなか店舗に行けない人でも購入できる機会があるのはうれしいことですね。

イベント出店の際は店舗営業のスケジュールが変更になることもあるため、来店前にお店の公式SNSで営業情報をチェックしておくと安心です。
森々 店舗情報

住宅街にひっそりとたたずむ、米粉のお菓子のお店「森々」。
道産素材を使ったふんわり軽いシフォンケーキ、とろけるようなバスクチーズケーキ、そして発酵バターが香る焼き菓子たち。どれもシンプルながら、味や食感へのこだわりが感じられるおいしさでした。
店舗営業は週2回と限られていますが、チカホなどのイベントにも出店されているので、タイミングが合えば気軽に立ち寄ることもできそうです。
札幌でグルテンフリーのお菓子を探している人や、米粉シフォンケーキが好きな人はぜひチェックしてみてください。

森嶋さん、最後に一言お願いします!

物価高の時代ですが、この価格帯で頑張っています。
普段のおやつとして、気軽に食べていただけたら嬉しいです。
これからの季節、お散歩がてらぜひお立ち寄りください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※本記事は2026年3月訪問時の内容となります。営業日および営業時間、商品については最新情報を公式SNSでご確認の上、足をお運びください。
| 店名 | 森々-モリシン |
| 住所 | 北海道札幌市中央区宮の森3条11丁目2-16地図を開く |
| アクセス | ・地下鉄円山公園駅よりバス乗車約3分、宮の森1条10丁目下車徒歩約11分 ・地下鉄西28丁目駅よりバス乗車約6分、彫刻美術館入口下車徒歩約4分 |
| 営業時間 | 10:30-16:30 |
| 電話番号 | 080-5593-7928 |
| 営業日 | 木曜・土曜 ☆公式Instagramで最新情報をご確認ください |
| 駐車場 | 2台 |
| キャッシュレス決済 | 各種クレジットカード、電子マネー、QRコード決済対応 |
| 公式SNS | Instagram https://www.instagram.com/morishin_15 LINE https://page.line.me/724ojxkx |
| 備考 | ※アレルギー専門店ではありません ※イベント出店のスケジュールについては公式Instagramをご確認ください |
