丁寧に握られたおにぎりに、野菜の小鉢、具沢山のお味噌汁…日々忙しい生活をしていると、こんな食事がふと恋しくなることはありませんか？そんな人にこそ知っていただきたいのが、札幌地下鉄宮の沢駅近くにある「Cafe178ミヤノサワ」。今回は、自然栽培米おにぎりを中心としたほっこり優しい味わいのプレートメニューと、人気のグルテンフリーデザートを、筆者の食レポと共にご紹介します。
地下鉄宮の沢駅からすぐ！シンプルなおにぎりの幟が目印
地下鉄東西線の最西端、宮の沢駅から約2分ほど歩くと、右手におにぎりのマークが描かれたのぼり旗が目に入ってきます。一軒家をリノベーションしたという店舗は、シンプルながらシックな佇まい。目立ちすぎることなく、住宅街にそっと溶け込むような、素敵な外観です。
階段を上がり、店舗入り口へ。
お家カフェならではのぬくもりを感じる、靴を脱ぐスタイルの玄関。
「嫌でなければお使いください」
店主の優しいお声がけをいただき、スリッパに履き替えお邪魔します。
Cafe178ミヤノサワについて
Cafe178ミヤノサワさんは「身体と心が整う、大人のカフェ」をテーマに、2022年1月11日にOPENしました。
自然栽培のお米や野菜をふんだんに使った、優しい味わいのおにぎりプレートと、グルテンフリーのデザートが自慢のお店です。
アレルギーの娘さんのため、10年以上にわたり除去食を作られてきたという、店主の稲葉さん。そのスキルを生かし、料理はなるべくアレルゲンとなる食材を避け、素材本来の味を大切に作られています。
メニューに使用される食材は、自然栽培農家でもあるご主人が自ら育てたお米や野菜のほか、有機または自然農法の野菜、有機原料の調味料、天然海塩、平飼い有精卵等々、どれもこだわりの品ばかり。
くつろげる空間で身体に優しい食事がいただけるお店として、タウン誌やテレビ・ラジオでも軒並み紹介されているほど、今や市内でも屈指の人気店です。
余談ですが、店名の「178」（イチナナハチ）…由来がすぐにピンとこなかった筆者。みなさまは、もうお分かりでしょうか？
そう、店主のお名前（苗字）から取られた数字でした！
思わず店主さんに尋ねてしまいました。キャー鈍感すぎ！
自然栽培米おにぎりプレートをオーダー
9：00～16：00の営業時間内通してオーダーできる食事メニューは、「自然栽培米おにぎりプレートAまたはB」です。
筆者はBのプレートをオーダーしました。
【Aプレート】おにぎり2個、お味噌汁、卵焼き、野菜のデリ×3、お肉のデリ×1 ¥1450
【Bプレート】おにぎり2個、お味噌汁、卵焼き、野菜のデリ×3 ¥1250
※食後のドリンクは¥200引き
※9：00～10：00限定メニュー
【朝食おにぎりセット】おにぎり2個、お味噌汁、野菜のデリ×2 ¥980
なお、セット内で選べるおにぎりの具材は「しお／ごましお／ごまおかか／うめ／ゆかりしょうゆ／しょうがしょうゆ」の6種類。¥30または¥50プラスで、選べる具材のバリエーションが広がります。
今回は、シンプルに追加料金なしの「うめ」と「しょうがしょうゆ」にしたのですが、以前訪れた際の写真を見直すと、このときも同じ組み合わせをチョイスしていたみたいです(⊙ˍ⊙)
おにぎり1個は80g（お茶碗1杯分）で握られています。やや小ぶりに見えますが、おかずや具沢山のお味噌汁がついているので、筆者的にはちょうど良い量でした。
少食の人は申し出ると、もっと小ぶりなサイズで握っていただけるとのこと。逆に物足りない人は、追加で単品のおにぎりをオーダーすることもできるそうです＾＾
男性なら3つくらいペロリかもしれませんね。
ガス窯でやや硬めに炊き上げ、ふんわりと握られたおにぎりは口の中でほろっとほどける絶妙な食感。
訪問時は長沼産のななつぼし米を使用とのことでした。
ななつぼしは粘度がそれほどなく、さらりとした口当たりが特徴で、筆者も大好きなお米です。噛むごとにお米の旨味が感じられておいしい！
さらに嬉しいポイントとしては、梅干しや生姜、しょうゆ等の具材や調味料に至るまで、有機や天然製法のものを厳選して使用されているところです。
おにぎり専門店でも、ここまでこだわっているお店は珍しいように思います。
大きめのカップに入った具沢山のお味噌汁。
ご主人（マスター）自ら育てた大豆を使い、糀を醸（かも）し、仕込んだ自家製味噌を使用されています。
野菜の旨味に甘くまろやかな味噌がマッチして、優しい優しい味わい。アクセントに添えられた七味をちょっと振るのもおすすめです。
そして、自然栽培で育った野菜のデリ3種と、お出汁がじゅわっと染みた平飼い有精卵の卵焼き。
生産者の手から、こうして料理として提供されるまでにはどんな旅をしてきたんだろうかと思いを馳せながら、ゆっくりと噛みしめ、完食させていただくのでした。
名物デザート「プジン」とは？
さて、こちらのお店に来たら、一度は食べておきたいデザートがあります。
その名も「プジン」（¥600）。
プジンとはブラジルの言葉でプリンを意味します。
一般的にはコンデンスミルクを使用した固めのプリンか、あるいはスポンジとプリンが2層になったスタイルが主流。
こちらのお店では、米粉のココアスポンジとプリンが2層になった、グルテンフリーのプジンを提供されています。コンデンスミルクは使わず、甜菜糖の優しい甘さで仕上げているのだそう。
プジンは2023年のトレンドスイーツとして話題になり、カフェ178ミヤノサワさんのプジンもテレビで取り上げられました。
以前の訪問時はその後の都合もあり、断念したプジンにようやくご対面！
プリン部分はもっちり食感で、甘さはかなり控えめ。平飼い有精卵のおいしさがダイレクトに伝わってきます。米粉のココアスポンジは、想像以上にしっとりジューシー。ほろ苦いカラメルソースとの相性もこれ以上ないくらい抜群です。
プジンはやや小さめのカットで提供されています。食後でもペロリと食べられるのが嬉しいですね。
プジンと一緒にオーダーしたコーヒーは、市内のRITARU COFFEEさんの深煎りブレンド。
（単品¥680、食事メニューオーダーで¥200引き）
この深煎りコーヒーがこれまたプジンと良く合うのですよ。
深煎りではありますが、苦味が強いというわけではないので飲みやすいです。飲み終えたあともじんわりとプジンのおいしさが余韻として残りました。
カフェ178ミヤノサワさんでは、ほかにも魅力的なデザートメニューがたくさんあります。
公式Instagramで季節のパフェ等紹介されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
米粉スイーツやおにぎりメニューはテイクアウトも可
店内一角にある、米粉菓子コーナーでは、かわいらしいマフィンやスノーボールクッキーが並んでいます。店内での飲食も、お持ち帰りも可。小麦は不使用、一部卵や乳使用のものもありますが、ほとんがヴィーガン対応のプラントベースです。
また、おにぎりプレートをテイクアウトすることもできます。
（容器代込みで¥1450～）
プジンは残念ながらテイクアウトできませんが、特製プリンはテイクアウト可とのこと。
天気の良い日にテイクアウトして、公園でランチも楽しそうですね。
なお、テイクアウトの際は事前に電話で注文をしておくことをお勧めします。
おいしさにこだわり、お米はこまめに炊飯されているそうですので、注文数が多い場合も事前に相談すると良いかと思います。
Cafe178ミヤノサワ 基本情報
おにぎりに、お味噌汁に、卵焼きに、野菜のおかず。
どれも家庭料理の定番であり、日本人にはなじみ深い和食です。
けれど素材を吟味し、「ちゃんと作ろう」と思うと、実はとても手がかかるものだったりします。
生産者、加工業者、そして料理を作る人、運ぶ人。料理がテーブルに運ばれてくるまでに、一体どれほどの人の手が関わっているのでしょう。
丁寧に作られたおにぎりプレートをいただきながら、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
Cafe178ミヤノサワさんのご紹介記事は、以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※ご紹介したメニュー内容は2024年5月時点の情報であり、価格はすべて税込み表示です。
※ヴィーガンや五葷抜きなどの希望がある方は、事前にお店にご相談ください
| 店名 | Cafe178ミヤノサワ（カフェイチナナハチ ミヤノサワ） |
| 住所 | 札幌市西区発寒6条10丁目10-8 地図を見る |
| アクセス | 地下鉄宮の沢駅3番出口から徒歩約2分 |
| 電話 | 080-3292-0178 |
| 営業時間 | 9:00-16:00 （不定期に20:00まで営業の日もあり／Instagramにて確認） |
| 定休日 | 不定休 ☆営業時間・休日については公式Instagramをご確認ください |
| 駐車場 | ・店前に軽自動車1台分 ・近くに3台分（店前に案内あり） |
| キャッシュレス決済 | 各種クレジットカード・コード決済対応 |
| 席数 | 18席 |
| お子様連れ | OK |
| 公式SNS | Instagram https://www.instagram.com/cafe178miyanosawa/ https://www.facebook.com/cafe178miyanosawa/ |
| 公式ブログ | https://ameblo.jp/cafe178miyanosawa/ |
| 外部サイト（食べログ） | https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010204/1070205/ |
| 備考 | 占い師でもある店主の稲葉さんによる四柱推命・算命学の個人鑑定、占い講座 については、Line公式アカウントhttps://lin.ee/vfP53Y8 でご案内 |
